平成26年8月 08/13 09:21


 奈良親子レスパイトハウスは、東大寺より無償でお借りしている大正時代の建物を拠点にして活動しております。趣のある、とても素敵な建物ですが、古いゆえ、お風呂場が小さく脱衣場がなかったり、いろいろと不便も多く、これまで、宿泊行事に使用することができませんでした。ですが、この度、日本財団より建物の改装費用を支援していただけることになりました。これも、日頃からの皆様の奈良親子レスパイトハウスに対するご支援、ご協力の賜物だと思います。これからも奈良親子レスパイトハウスをよろしくお願いいたします。



奈良きたまちweek2014のご案内 05/22 09:56


奈良きたまちweek2014のご案内です。

5月26日(月)〜6月1日(日)に開催されます「奈良きたまちweek2014」に奈良親子レスパイトハウスも参加いたします。
※27日(火)と29日(木)は親子レスパイトハウスは休日とします。

火曜日と木曜日を除く期間中、10時〜16時頃まで奈良親子レスパイトハウスをオープンしまして「親子レスパイト」を知っていただくための展示などを行います。

蓮の葉もどんどん成長し、メダカも元気いっぱいに育っております。
奈良きたまちエリアの散策も兼ねて、この機会に是非奈良親子レスパイトハウスにお立ち寄りください。
オープンハウスの日は同時に、奈良親子レスパイトハウスの会員が集う日を設定しております。親子レスパイトハウスのお庭の雑草もぐんぐん成長しております。 草むしりやレスパイトハウスのお掃除のお手伝いも大歓迎ですので、よろしくお願いいたします。

そして、イベントも行います!

◆東大寺大仏さま散策マップ 夏の卷 配布!!
奈良親子レスパイトハウスの周辺も新緑の季節となりました。散策マップも「春の卷」の季節は終わり、先日から「夏の卷」の配布を開始いたしました。
散策マップの原画も展示しております。 印刷された絵とは違った原画の魅力を存分に味わってください。
原画を見た後は、散策マップを片手に、是非散策に出かけてください。

◆お茶のふるまい
以下の予定にて数量限定で煎茶のふるまいを行います。

5/26(月)・5/28(水)
会員の川口輝子さんによるお煎茶です。時間は特に決めておりませんが、10時から〜16時の間で開催いたします。お抹茶とはちょっと違った雰囲気のお煎茶をこの機会に是非ご体験ください。

◆「何かよいことチケット」の配布
きたまちweek期間中に奈良親子レスパイトハウスにお立ち寄りいただいた方に「何かよいことチケット」を差し上げます。
前回、前々回と配布しており、一部の皆さんの間では大好評の「何かよいことチケット」!
チケットに記載されているきたまちエリアの協力店にこのチケットをご持参いただき、きたまちweek期間中、飲食や買い物をしていただくと各お店にて「何かよいこと」が起こります。
何かよいこととは何か?? 是非、各お店にお立ち寄りいただき、体感してください。



「東大寺大仏さま 散策マップ」完成 02/20 11:05


この度、奈良親子レスパイトハウスのボランティアメンバーのご協力のもと、奈良親子レスパイトハウスを利用される難病や重い障害を持った子供さんとそのご家族のために、「東大寺大仏さま 散策マップ」を作成いたしました。
「親子レスパイト」の開催時、ご家族により深く、楽しく、奈良のことを楽しんでいただくために、各季節に応じて、春の巻、夏の巻、秋の巻の3種類をご用意いたしました。(冬はご家族の利用が無いため、作っておりません)

A2サイズのマップの中には、ご家族が宿泊される東大寺・華厳寮から大仏殿までの道のりが様々なイラストとともに記されております。各季節に奈良親子レスパイトハウスを利用されたご家族に1部、無料でさしあげます。

 本来は、ご家族のために作成しました散策マップですが、奈良親子レスパイトハウスの支援者の方々にはA4サイズに縮小した散策マップを1人1部無料でさしあげたいと思います。

尚、各季節の散策マップは、各季節にしか配布いたしません。

◆「東大寺大仏さま 散策マップ」(A4サイズに縮小版)の支援者への配布について
  (平成26年2月20日から配布を開始いたします)

●対象
奈良親子レスパイトハウスの活動に興味を持っていただいた方や支援者。
●場所
奈良親子レスパイトハウスに実際にお立ち寄りいただいた方に限ります。
〒630-8211 奈良市雑司町406-1 (東大寺幼稚園の東隣・大仏池の南側)
(「Googleマップ」で「奈良親子レスパイトハウス」と検索ください)
●日時
奈良親子レスパイトハウスの事務局スタッフは1名で、不定期で活動しております。
必ず事前にお問い合わせの上、親子レスパイトハウスにおいでください。

■お問い合わせ先 (くれぐれも東大寺にはお問い合わせしないでください)
一般社団法人 奈良親子レスパイトハウス
事務局 担当:川口(かわぐち)
E-mail :nara.oyako.respite@gmail.com
電話:090-3659-6332
FAX:0742-23-0198(東大寺福祉療育病院内)
※FAXでのお問い合わせは「親子レスパイト宛」 明記お願いします。
住所:〒630-8211 奈良市雑司町406-1


◆◆「東大寺大仏さま 散策マップ」作成リーダーの深澤さんの文章をご紹介いたします。

散策マップの思い出 深澤芳樹 20140127
                         (奈良文化財研究所客員研究員)

 そもそもの始まりは、2012年7月7日富和先生との再会でした。かれこれ40年ほど前、富和先生も私もまだ大学生であった頃、観世会という能楽倶楽部に入っていました。学部は違いますが。二人ともあまりまじめな部員でなかったように記憶しています。わたくしは卒業以来、お能とは無関係に過ごしてきました。定年まであと半年となって京都の集まりに、ごく軽い気持ちで出かけました。だだっ広い会場には幾つかテーブルがあって、席が決まっていました。そしてたまたま横に座っていたのが、富和先生でありました。
 少したった頃、富和先生は、「あなたは奈良の文化財研究所にいるのですね。すこし手伝ってもらいたいことがあるのですが。」と、切り出されました。その頃、富和先生は、東大寺福祉療育病院の副院長さんでした。そして「病を得た子供とそのご家族が東大寺境内で一泊して、翌朝、朝食前に宿から大仏さままで散歩をします、その時にご家族で東大寺が培ってきた文化や自然を感じてほしい、その手助けを」ということでした。
 わたしは、地中から出土する土器や瓦などを研究するのが専門ですので、これは多方面の方々に協力してもらわなければできない大仕事だと直感しました。それも本物力を必要としていると確信しました。年来頼りにしている友に声を掛けると、拒む方は一人もいません、喜んで力になってくる方ばかりでした。強い引力が、ご家族にはあるのですね。そして集まったのは、西山厚(仏教)、木村史明(昆虫)、足立久美子(社会活動)、五十嵐公子(メークアップアーティスト)、金原正明(植物)、佐古和枝(史跡活用)、佐野喜美(郷土資料館)、鈴木元(工業デザイン)、鈴木智大(建築)、高田将志(地理)、田代亜紀子(東南アジア)、土橋理子(考古)、久山慶子(自然)、広畑真紀(鹿)、の方々です。もちろん富和先生(医者)と川口さん(レスパイトハウス)を忘れてはいません。散策班と名付けました。
 ご家族が一泊するのは戒壇院の西にある華厳寮、ここから東へ大仏さままでが、散策コースです。散策班のみんなでこの道をたどってみて、何があるか、何が見えるか、何が聞こえるか、念入りに調べました。ご家族が何に興味を持つだろうか?、と思いながらですね。調べ始めると、このコースにはいろいろな命が満ち満ちていることを知りました。
 でも最も大切にしたのは、決して私たちの興味を押しつけない、ということです。研究者は知っていることを、ついつい教えたくなるものなのです。これは、いけません。ご家族が何を見つけるか、です。だから下調べは念入りに。どんな興味でも対応できるように。
 私たちの中には、お話が上手な方もいれば、苦手な方もいます。そこで考えたのが、ご家族で使っていただく「散策マップ」を作ることでした。マップは魅力的で、決して捨てられないものにする。だからか空想の地図に近くなります。散策には富和先生が必ず同行するので、方位や距離など正確でなくて良いのです。決して迷子にはなりません。
 冬は体力の問題から、レスパイトはないとのことです。だから、春、夏、秋それぞれの季節のマップを作る、そこには朝食前に、散歩して出会うものを、盛り込もう。マップは、子供と親が話をするきっかけになるように。そして親子で話がはずむ、これが第一。押しつけがましい解説はやめる。実は散策班の打ち合わせに富和先生は全部参加しているので、富和先生の頭の中にはコースの情報が詰まっています。分からなければ勇気を出して富和先生に訊いてくださればよいのです。(これは、内緒です。)
 こうして文字は極力少ない、元気のあるイラストの力と素晴らしいデザインの力で、散策マップができたら。そしてこの散策マップの著作権は、奈良親子レスパイトハウスのものにする、当たり前ですね。
 シールも作りました。ご家族で、マップに手を加える。
 こうして春爛漫の春の巻、生命みなぎる夏の巻、色鮮やかな秋の巻、それぞれの散策マップができました。でもこれで完成ではありません。なぜなら、これはまだ色の付いたただの紙にすぎないからです。ご家族で東大寺にいらして過ごした思い出がこのマップに吸い込まれて、初めてこのマップは完成するのです。
 きっと前の晩にご家族で、このマップを畳の上に広げて、明日の朝を想像するんじゃないでしょうか。朝、目が覚めると、大仏さまが待っています。大仏さままで、色々なものを見て、聞いて、早朝の境内をみんなが散策します。そこは、ご家族を含めての生命の森。心がはずみます。そして散策マップに思い出が吹き込まれるのです。
 この「東大寺大仏さま散策マップ」は、散策班の私たちにとって忘れられない思い出となりました。「ありがとう」と、そっと申し上げます。
 では、楽しい散策に、行ってらっしゃい。





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