難病や障害を持つお子さんと、そのご家族・ご兄弟、
皆さんで一緒にゆったりとした時間を過ごし、
生きる喜びと、また他の人々とともにあることを実感する。
家族の絆を深め、人々との縁を結ぶ。
自然豊かであり、長い人々の歴史を見てきた奈良の地で、
穏やかな時間を過ごしていただけますように。
奈良、東大寺境内から、親子レスパイトが始まりました。

奈良親子レスパイトハウス の概要については、こちらをご覧ください。

「親子レスパイト」


新生児医療、小児がん医療の進歩により、多くの子どもの救命が可能になってきています。
また、在宅医療が進み、多くの難病の子どもや先天的な障害を持つ子どもも、地域で生活し、成長することが可能になりました。
一方で、在宅医療は子どもや家族に新たな課題をもたらしました。
痰の吸引や経管栄養の管理など、医療的ケアはほとんど常に家族が担うため、家族のQOL(Quality of Life)が脅かされる可能性があります。そして、子どものQOL(Quality of Life)は家族のQOL(Quality of Life)に大きく左右されるものです。

家族に一時的休息を提供する制度として、ショートステイ(レスパイト)がありますが、いくつかの課題があり、円滑に実施・利用されているわけではありません。その理由として、

などがあげられるでしょう。


そこで私達は、一時的に介護を肩代わりする従来のレスパイトとは異なり、子どもと家族がともに休息し、親であること、家族であることの喜びを実感する機会を提供する、新たなレスパイトを「親子レスパイト」として提唱することにしました。

 奈良の親子レスパイト


奈良親子レスパイトハウスは東大寺境内の中にあります。
日中親子レスパイト(日帰りレスパイト)や研修には、そのレスパイトハウスを利用します。
また、宿泊を伴う親子レスパイトには、いつもは僧坊として使われる華厳寮を使います。


1300年間、様々な人が散歩したであろう境内には、奈良を代表する鹿や、豊かな自然が広がり、東大寺大仏殿や、奈良を一望できる二月堂へも徒歩圏内です。

スタッフ・協力者の中には医療、福祉の分野で働くものもいますが、親子レスパイトは、医療サービスや福祉サービスを保障するものではありません。主治医や日常的に関わっておられる方々と相談の上、ご参加ください。スタッフや協力者は専門職としてではなく、互いに善き友として出会えることを期待しています。新たな縁を結ぶことは、奈良親子レスパイトハウスの大切な目的の一つです。